従業員がインフルエンザに

従業員がインフルエンザに
2016年11月11日 roum

従業員がインフルエンザに罹ったときは、
「●●さんの健康が一番。休暇をとって、
しっかり身体を休めて、自宅で療養して下さい。」
みたいな感じで言いますよね。

あなたは、もし、従業員が
「仕事が終わらないから休めない」と言い出したら、
どうしますか?

新型インフルエンザのときも…

医師から、
「本人の病勢や他の労働者への影響を考慮し、自宅療養等を
する必要がある」と指導されている場合に限り、
就業禁止を命じることができました。

つまり、2009年に流行した新型インフルエンザの場合でさえ、
重篤な症状でなければ、就業禁止にできません。

季節的なインフルエンザの場合

強制的に休ませたい場合は、平均賃金の60%の
休業手当の支払いが必要になります。

安全配慮義務が…

 会社が従業員の安全に配慮する義務を負っている様に、
従業員も自分の健康の保持と増進に努めたり、
健康診断を受診する義務があります。

 仕事が大変なことを理解しつつ、周りの仲間と
その家族の健康への配慮を伝える必要があります。

 同時に、健康の保持と増進の義務をキチンと指導するのが
良いと思います。

まずは、納得させること!

●●さん大変だね。
ところで、一緒に働く仲間へインフルエンザをうつしたら、どうするの?
 □□さんは小さなお子さんがいるけど、どう思う?

●●さんが、安心して、休めるように
みんなでキチンとフォローするから、
まずは病気を治すことに専念して下さい。

仕事の見える化とマニュアル化!

 少子高齢化が進みます。
 育児と介護をしながら、働くのが当たり前の社会が目前です。
 仕事の見える化、マニュアル化がますます重要になります。

 もし、●●さんの仕事が、把握できない状態になっていたら、
病気が治ってから、見える化を進める指導をしましょう。

 元気になったときが、チャンスです。