寒い日が続きます。
11月24日、東京は大雪でした。
バーバリーのコートを着込み、
浜松を出ました。
太って、ボタンをはめられない。
寒かった（笑）
ところで、産業別最低賃金が決定、
12月29日から施行されます。
強まる賃上げ圧力を
価格に転嫁できないと厳しいですね。
高くても買うものは？
高くても買うものは何ですか？
自動車、洋服、食べ物、旅行、エステ
素敵な体験？
僕は、バーバリーです。
あこがれの叔父が、
真冬にバーバリーのコートを着ていました。
脱いだとき、裏地のチェック柄がお洒落で、
好きになりました。
三陽商会は成功モデル
日本のバーバリーは、三陽商会が独占ライセンスを取得し、
年商1000億円に成長した成功モデルでした。
成功要因は、
20～30代の若者をターゲットに、
バーバリーチェックを細身でお洒落にアレンジし
低価格帯で販売していたからです。
イギリスで20万、30万するトレンチコートが
お洒落になって、約10万円と低価格で
販売していました。
しかし、アジアに富裕層が増えると、
若者や中間層も購入できる日本の低価格モデルが
邪魔になってきました。
価格と粗利益
200,000円(原価40,000円)の商品を
100,000円でライセンス販売すると
売価 原価 個数
（200,000円－40,000円）×100＝16,000,000円
売価 ライセンス料 個数
100,000円×10% ×1600＝16,000,000円
16分の１でもOK。
バーバリーの高級化戦略！
バーバリーの英国本社は、
富裕層をターゲットに絞り込み、
ブランドを維持し、高級化させることを決断。
1000億円の売上げを捨て、直営販売に切り替える決断をしました。
私は、総粗利額（価格－変動費）×数量を意識した
バーバリーの意思決定はスゴイと思います。
あなたは、どう感じますか？
三陽商会は…
実は…
叔父の愛した、本物のトレンチコートではなく、
三陽商会が若者向けに開発した
バーバリー・ブラックレーベルが好きなんです。
ちょっと細く見えるからです（笑）
絞ったウエストラインとストレッチ素材の
組み合わせが絶妙で、楽に着られます。
契約解除された三陽商会は、経営危機に瀕し、
リストラも実施しました。
マーケティングしていない…三陽商会
私は、三陽商会の大ファンで、
自称、「上顧客」ですが…
長年購入していますが、
購入した理由を一度たりとも
聴かれたことがありません。
お客様が、購入している理由、
感じている価値をとらえて、
ブランド価値を上げて、
経営危機を脱して欲しいと願っています。
頑張れ 三陽商会！
頑張れ ニッポン！
ところで、あなたの会社は、
購入している理由、嗜好などを
どうやってリサーチしていますか？
